IDCは、2022年第1四半期の産業用プリンター出荷台数を発表しました。統計によると、同四半期の産業用プリンター出荷台数は前年同期比2.1%減少しました。IDCのプリンターソリューション担当リサーチディレクター、ティム・グリーン氏は、サプライチェーンの課題、地域紛争、そしてパンデミックの影響により、年初は産業用プリンターの出荷台数が比較的低調だったと述べています。これらの要因は、需給サイクルの不安定化につながっています。
チャートから次のような情報が得られます。
まず、産業用プリンターの大半を占める大判デジタルプリンターの出荷台数は、2021年第4四半期と比較して、2022年第1四半期に2%未満の減少にとどまりました。次に、プレミアムセグメントの好調にもかかわらず、専用ダイレクト・トゥ・ガーメント(DTG)プリンターの出荷台数は、2022年第1四半期に再び減少しました。専用DTGプリンターから水性ダイレクト・トゥ・フィルムプリンターへの置き換えが続いています。最後に、ダイレクトモデリングプリンターの出荷台数は12.5%減少しました。4つ目に、デジタルラベルおよびパッケージプリンターの出荷台数は前四半期比8.9%減少しました。最後に、産業用テキスタイルプリンターの出荷台数は好調で、世界全体で前年同期比4.6%増加しました。
投稿日時: 2022年6月24日